説教題 永遠の同伴者 ― 山は移り、丘は動いても ―
聖書箇所 イザヤ書54章10節、創世記17章1-14節
説教要旨
T 山は移り、丘は動いても
◇山は動かないことの代名詞(風林火山)「動かざること山の如し」
◇ここには動かないものである筈の山も動くという真理
◇これはその後にくる「神の変わらぬ愛は移らない」ことを強調するため
◇実際に山が移り、丘が動くような、あってはならないことが起こる
火山、地震、洪水、病気、転校、転勤、離婚、退職、死別
◇特に青壮年期から老年期への移り変わり
◇自分でできていたことが段々できなくなる、あるものが一つひとつ失われていく
◇精神的、肉体的、位置的変化に耐え切れない寂しさ、悩みを感じる
◇若い頃には山のような確固たる信仰を持って燃えていた人も、その信仰すら移ることも
U わたしの変わらぬ(真実の)愛はあなたから移らず(わたしは全能の神)
◇特に老年期の変化は大きい、アブラハムの例、若い時の信仰(創13:16,15:5,6)
◇99歳の老年期(17:1-7)― 山は移り、丘は動く信仰
◇そのような時、神は「わたしは全能の神」と言って彼に現れてくださった
◇全能の神 = 乳房の神 = 全愛の神
◇変わらぬ(真実の)愛 = 神の愛 = 永遠の愛 = 十字架に現れた愛
◇十字架の愛は「初めの愛」(黙2:4,5)= 初恋の愛
◇この「変わらぬ愛」は何の → わたしの(イエスさまの人格的な愛)
◇ 〃 どこから移らない → 「あなた」から
◇神さまは個人的にあなたに語っておられる
◇「移らず」= わたしはあなたと共にあり、あなたはわたしと共にある」
(ルカ23:43、マタイ28:20b)
V わたしの平和の契約は動かない
◇神さまとの平和条約 ― 敵対関係だった相手は味方となる、守ってくださる
◇神さまはただ共にあるだけでなく、味方として共にいてくださる
◇神さまは具体的に実際的に保護し助けてくださる(ローマ8:31)
◇この平和の契約は、今は聖霊によって証印を押されたもの
(エペソ1:13,14、ヨハネ20:21,22)
◇サタンは様々な要塞をもって敵対するが、神の武器(血潮、御霊、御言)を
もって打ち破る (Uコリント10:4)
W あなたを憐れむ主がこれを言われる
◇神さまの憐れむは上からの同情ではなく、私たちと一つになること
= まさに永遠の同伴者
◇生活の「幸せ、不幸」「浮き、沈み」によって、神の憐れみまでもが増えたり
減ったりする誤解
◇そのような誤解をしないように、神は憐れみのしるしを生活とは違う場所に与えた
= 十字架、聖霊
創世記13:16,15:5,6
13:16 わたしは、あなたの子孫を地のちりのように増やす。もし人が、地のちりを数えることができるなら、あなたの子孫も数えることができる。
15:5 そして主は、彼を外に連れ出して言われた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えられるなら数えなさい。」さらに言われた。「あなたの子孫は、このようになる。」
15:6 アブラムは【主】を信じた。それで、それが彼の義と認められた。
黙示録2:4,5
4 けれども、あなたには責めるべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。
5 だから、どこから落ちたのか思い起こし、悔い改めて初めの行いをしなさい。そうせず、悔い改めないなら、わたしはあなたのところに行って、あなたの燭台をその場所から取り除く。
ルカ23:43
43 イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」
マタイ28:20b
20b 見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」
ローマ8:31
31 では、これらのことについて、どのように言えるでしょうか。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。
エペソ1:13,14
13 このキリストにあって、あなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞いてそれを信じたことにより、約束の聖霊によって証印を押されました。
14 聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。このことは、私たちが贖われて神のものとされ、神の栄光がほめたたえられるためです。
ヨハネ20:21,22
21 イエスは再び彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」
22 こう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
Uコリント10:4
4 私たちの戦いの武器は肉のものではなく、神のために要塞を打ち倒す力があるものです。
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